✍️読書記録

『屍人荘の殺人』はなぜ人気?ゾンビ×密室トリックの傑作を徹底レビュー【ネタバレなし感想】

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なぞ九郎:
合宿に参加したら、いつの間にか館に閉じ込められたのだ……しかも外にはゾンビ!?これは、密室+サバイバル+学園ミステリの予感なのだ!
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山田:
ホラー映画じゃないんだから……って思ったけど、本当に起きるのが『屍人荘の殺人』なんだよな。展開が斜め上すぎるって。
なぞ九郎アイコン
なぞ九郎:
トリックも仕掛けも登場人物も、すべてが“フェア”なのに“異常”なのだ。 こんなミステリ、初めて読んだぴよ……!
山田アイコン
山田:
推理小説好きも、ホラー好きも、読んだらたぶん驚くやつ。 ……ていうか、なぞ九郎はゾンビに会ったらどうするんだ?
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なぞ九郎:
ふふん。ゾンビと知恵比べをして勝つのだ。逃げ足だけは速いぴよ!

📚あらすじと書籍紹介

ミステリランキング驚異の4冠!
シリーズ累計50万部!!

豪華キャストによる映画化
2019年12月13日(金)全国東宝系にて公開
監督:木村ひさし 脚本:蒔田光治
出演:神木隆之介 浜辺美波 中村倫也ほか


神紅大学ミステリ愛好会会長であり『名探偵』の明智恭介とその助手、葉村譲は、同じ大学に通う探偵少女、剣崎比留子とともに曰くつきの映画研究部の夏合宿に参加することに。合宿初日の夜、彼らは想像だにしなかった事態に遭遇し、宿泊先の紫湛荘に立て籠りを余儀なくされる。全員が死ぬか生きるかの極限状況のもと、映研の一人が密室で惨殺死体となって発見されるが、それは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。――たった一時間半で世界は一変した。究極の絶望の淵で、探偵たちは生き残り謎を解き明かせるのか?! 予測不可能な奇想と破格の謎解きが見事に融合する、第27回鮎川哲也賞受賞作。
解説=有栖川有栖

Amazonより

書籍紹介

作 者:今村 昌弘

出版社:東京創元社

発売日:2017年10月13日

👑主な受賞歴👑

  • 第27回鮎川哲也賞
  • 第18回本格ミステリ大賞(小説部門)
  • 「このミステリーがすごい!2018年版
  • 「週刊文春ミステリーベスト10」2017年
  • 「2018 本格ミステリ・ベスト10」

👥 登場人物

■ ミステリ愛好会

  • 葉村 譲(はむら ゆずる):主人公。経済学部1回生。震災の傷を持つ。冷静な性格。
  • 明智 恭介(あけち きょうすけ):理学部3回生で会長。学内の事件を解決するほどの熱血ミステリマニア。
  • 剣崎 比留子(けんざき ひるこ):文学部2回生。探偵少女として有名な名家のお嬢様。

■ 映画研究部メンバー

  • 進藤 歩:部長。真面目な眼鏡男子。
  • 星川 麗花:進藤の恋人。愛嬌ある演劇部員。
  • 名張 純江:理知的な演劇部員。神経質。
  • 高木 凛:姉御肌の美女。ショートヘアで気が強い。
  • 静原 美冬:小柄で清楚な1年生。高木と仲良し。
  • 下松 孝子:派手めで明るい映画部員。金髪ポニーテール。
  • 重元 充:肥満体で縁太眼鏡の映画マニア。

■ 合宿関係者・OB

  • 七宮 兼光:紫湛荘オーナーの息子。小柄で無表情。
  • 出目 飛雄:モヒカン風で魚類顔の大学OB。
  • 立浪 波流也:ワイルド系イケメンOB。

■ その他の人物

  • 管野 唯人:紫湛荘の管理人。誠実な眼鏡の青年。
  • 浜坂 智教:儀宣大学の准教授。バイオテロを起こした張本人。
  • 班目 栄龍:謎の研究機関「班目機関」の創設者。

💡 推しポイント

🔍 「奇想」と「本格ミステリー」の融合がスゴい!

ゾンビ!? クローズドサークル!?…でもこれ、本格ミステリーなのだ。
まさかの設定と、緻密なロジックが見事に融合してるぴよ!

🔑 トリックが唯一無二!

読者の「そんなのアリ!?」を超えてくる奇想天外な展開。
だけどちゃんと本格。伏線が生きてるのだ。

🏠 ミステリー好きにはたまらない要素満載!

  • 密室
  • 連続殺人
  • 山奥のペンション
  • 限定された人数

「ミステリーの教科書」に出てきそうな舞台がギュッと詰まってるぴよ。

😱 予想の斜め上を行く衝撃展開

静かに始まったと思ったら……途中から怒涛の展開に。
「そう来たか…!」と叫ばずにはいられないのだ!

👤 キャラがいい!

  • ・理屈っぽいが頼れる葉村
  • ・自称名探偵・明智
  • ・正体不明の探偵少女・剣崎比留子

誰もが一癖も二癖もある魅力的な人物ばかりぴよ。

🐧なぞ九郎のひとこと

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事件は山奥のペンション、犯人は密室にいて、謎の“それ”まで現れる……!?

奇想天外な設定に、読者の頭は混乱するかもしれないぴよ。
でも油断するなかれ、この作品、ただの「変なミステリー」じゃないのだ。

本格のルールに忠実でありながら、“ルールの外側”まで巧みに使ってくる──
まさに新時代の一手ぴよ!

型破りな舞台装置の裏には、しっかりとした論理と緻密な構成が息づいているのだ。
奇抜なだけじゃ終わらない、読後に「うまい!」と唸るしかない……

ミステリーの未来、ここに見たり!なのだ〜!

👓 山田探のツッコミ:
……落ち着け、なぞ九郎。
でも確かに、“あの仕掛け”は読んだ瞬間ゾクッときたよな。
古典を愛しながらも、令和の読者に向けた挑戦。見事だった。

🎬映画化もされた話題作!

『屍人荘の殺人』は、2019年に実写映画化もされた大注目の作品ぴよ!

  • 📅 公開日:2019年12月13日
  • 🎞️ 監督:木村ひさし(『TRICK』『99.9』などで知られる異色の演出家)
  • 🎭 主演:神木隆之介(葉村譲役)、浜辺美波(剣崎比留子役)、中村倫也(明智恭介役)

映像化によって、ゾンビによるパニック描写と密室トリックの融合がよりスリリングに描かれているのだ!
原作を読んでから観るもよし、映画から入って原作を手に取るもよし、ぴよ。

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🐧 なぞ九郎の映画評

ゾンビがドーン!推理がズバン!
映像化された“異色の本格”に、つば九郎もビックリぴよ…!

▶️ 映画の記事はこちらぴよ!

📝まとめ|『屍人荘の殺人』はこんな一冊!

  • 🧠 本格ミステリーと奇想の融合が楽しめる、新時代の話題作!
  • 🧩 密室・連続殺人・ペンション・ゾンビ…これでもか!という謎とサプライズの連続。
  • 🕵️‍♀️ 剣崎比留子という超魅力的な探偵キャラの存在感も◎!
  • 📘 ミステリー初心者にも、読み慣れた読者にもおすすめできる傑作ぴよ!

『屍人荘の殺人』は、ただの“変わり種”ではないのだ。
むしろ「変わっているからこそ成立する本格」、変則と王道の奇跡的融合なのだ〜!

読み終えたとき、きっとこう思うぴよ。

「こんなミステリー、読んだことない!」

そしてその感動は、2作目『魔眼の匣の殺人』、3作目『兇人邸の殺人』へとつながっていくぴよ。
ぜひシリーズで味わってほしいのだ!

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