
山田〜!スマホの通知が燃えてるぴよ!?
「あいつが犯人だ」って拡散されて、主人公が一夜にして人生崩壊って……こ、これ現代ホラーぴよ!?🔥

そうだよ。『俺ではない炎上』は、ネットが牙をむいたときに何が起きるかを描いてる。
そして主人公は身に覚えのない罪を着せられて逃亡するんだ。読むと背筋が寒くなるよ。

逃げるだけじゃなくて、真相を暴く!って展開がまた熱いのだ。
ネットの炎を消すのは難しいけど、ページをめくる手は止まらないぴよ〜!

読むとSNSでの振る舞いも考えさせられる。
さあ、君はこの炎をどう見る?最後まで目が離せない作品だよ。
📚あらすじと書籍紹介
外回り中の営業部長・山縣泰介に緊急の電話が入った。「とにかくすぐ戻れ!」どうやら泰介が「女子大生殺害犯」であるとされて、すでに実名、写真付きでネットに素性が晒され、大炎上しているらしい。
SNSで犯行を自慢していたそうだが、そのアカウントが誤認されてしまったようだ。誤解はすぐに解けるだろうと楽観視していた泰介だが、成りすましは実に巧妙で誰一人として無実を信じてくれない。会社も、友人も、家族でさえも……。
ほんの数時間にして日本中の人間が敵になり、誰も彼もに追いかけられる中、泰介は必死の逃亡を続ける。Amazonより
作 者:浅倉 秋成
出版社:双葉社
発売日:2022年5月19日
👥 主な登場人物まとめ
🔹 山縣家と家族
- 山縣泰介(やまがた たいすけ)
主人公。大手ハウスメーカー「大帝ハウス」の営業部長を務める54歳。ある日突然、SNSで身に覚えのない事件の犯人として拡散され、人生が一変してしまう。
- 山縣芙由子(ふゆこ)
泰介の妻。
- 山縣夏実(なつみ)
泰介の娘。SNSで知り合った男性と会う約束をした過去があるが、大きな被害はなかった。
🔹 大学生たち
- サクラ
山縣泰介を執拗に追う謎の大学生。
- 住吉初羽馬(すみよし しゅうば)
大学生インフルエンサー。
- 篠田美沙(しのだ みさ)
大学生。万葉町第二公園の公衆トイレで遺体として発見される被害者。
- 石川恵(いしかわ めぐみ)
大学生。山縣家の自宅倉庫で遺体として見つかる被害者。
- 砂倉紗英(すなくら さえ)
大学生。棚に押し込められた遺体として発見される被害者。
🔹 職場関係者
- 野井(のい)
大帝ハウス大善支社の戸建て住宅部門の課長で、泰介の部下。
- 青江(あおえ)
取引先「シーケンLIVE」の営業担当。
- 塩見(しおみ)
医薬品メーカー勤務。以前は大帝ハウスに勤めており、泰介の部下だった。
🔹 捜査関係者
- 堀健比古(ほり たけひこ)
大善署刑事課の刑事。巡査長。
- 六浦(むつうら)
県警捜査一課の刑事。学園大理系出身。かつて堀と同じ署で働いた経験がある。巡査長。
- 木沢(きざわ)
大善署の刑事。取り調べの巧さに定評がある。
🔹 その他の人物
- マチ子
スナック「しずく」の店主。三十歳の息子がいる。
- 江波戸琢哉(えばと たくや)
夏実のクラスメイト。「えばたん」と呼ばれている。夢は建築士。
💡推しポイント
📱 現代社会を映し出すテーマ
SNSでの情報拡散やデマ、炎上といった「現代の闇」を描き出しています。顔の見えない相手からの攻撃や、ネットに溢れる情報の中で真実が見えにくくなる恐怖は、まさに「明日は我が身」。特に、主人公がYouTuberに追いかけられる場面は、「ジェイソンに追われているようだった」と感想が寄せられるほどの恐怖とリアルさを感じさせます。
⚡ 息をのむ展開と巧みな構成
主人公が逃亡しながら真実を追うスリリングな展開に、読者はページをめくる手が止まりません。章ごとに視点が切り替わる構成や、伏線狙撃手の異名を持つ浅倉先生の技量に脱帽。読者を思わず「してやられた!」と唸らせる仕掛けが満載です。
✍ 惹きつけられる文章力
作者・浅倉秋成さんの文章は非常に流麗で、巧みに読者を物語の中に引き込みます。そのスタイルは「テクニカルで美しいドリブルを見ているようだ」と例えられるほどで、リズム感と読み心地の良さが光っています。
🐧なぞ九郎のひとこと

この作品…まさに 現代社会に潜む闇をえぐり出すリアルミステリ なのだ!
SNSでの誹謗中傷、デマ拡散、個人情報の暴露…。主人公が“炎上”によって一瞬で人生を壊されていく姿は、読んでいて背筋がぞくりとするぴよ。顔の見えない敵に追い詰められる恐怖、「もしかして自分にも起こるかも」というリアリティが半端ないのだ。
しかもただ恐怖を描くだけじゃない。殺人犯に仕立てられた主人公が逃亡しつつ真相を暴いていく展開は、スリリングで手に汗握るぴよ。視点の切り替えなどさまざまな仕掛けが施されているのだ。読んでる側は完全に翻弄されるのだ。
さらに忘れちゃいけないのが、作者・浅倉秋成さんの 「伏線の狙撃手」っぷり 。緻密に配置された伏線が、最後に一気に回収される快感ときたらもう…「やられたぁ!」と叫ばずにいられないぴよ。
つまりこの一冊、
✨リアルなSNS炎上の恐怖 × 叙述トリックの快感 × 浅倉節の伏線回収✨
が三位一体になった、現代必読のミステリなのだ!
🎯こんな人におすすめ!
📚 現代社会の闇に切り込む物語を求める人
SNS炎上や無責任な拡散…便利さの裏に潜む恐怖をリアルに描いた作品なのだ。「明日は我が身かも」と感じさせる迫力が、読む人の胸を直撃するぴよ。
🕵️♀️ スリル満点のサスペンス&トリックに浸りたい人
逃亡する主人公、次々明らかになる真相、そして緻密に仕掛けられたトリック!ページをめくる手が止まらないのだ。視点が切り替わるたびに印象が変わる展開もクセになるぴよ。
🧠 考えるきっかけを欲している人
「正義」とは?「真実」とは? フェイクニュースや偏見に満ちた現代だからこそ、この小説は読み手に問いを突きつけるのだ。読み終わった後、自分なりの答えを考えたくなる一冊ぴよ。
🎬映画化情報
『俺ではない炎上』は、2025年9月26日(金)に映画公開予定なのだ!
SNS社会の恐怖とサスペンスを描いた物語が、スクリーンでどう表現されるのか楽しみぴよ。
映画の概要
- 公開日: 2025年9月26日(金)
- 原作: 浅倉秋成『俺ではない炎上』(双葉文庫)
- 監督: 山田篤弘
- 脚本: 林民夫
- 配給: 松竹
- 主題歌: WANIMA「おっかない」
キャスト
- 山縣泰介(主人公): 阿部寛
- サクラ: 芦田愛菜
- 住吉初羽馬: 藤原大祐
- 青江: 長尾謙杜
- 山縣芙由子: 夏川結衣
- その他: 三宅弘城、橋本淳、板倉俊之、浜野謙太、美保純、田島令子 など
豪華キャストが集結していて、原作ファンとしても期待大なのだ。
特に阿部寛さん演じる主人公・泰介がどんな「炎上地獄」を体現するのか注目ぴよ!
📝まとめ
『俺ではない炎上』は、ただのミステリー小説ではないのだ。
SNS社会の恐ろしさを描きつつ、叙述トリックで読者を見事に欺き、さらにスリリングな逃亡劇で最後まで引っ張っていく――そんな三拍子揃った一冊ぴよ。
読んでいると「もし自分が主人公だったら…?」とゾッとする場面が多くて、まさに「明日は我が身」なのだ。
現代社会への警鐘としても、極上のエンタメとしても楽しめる作品だから、ぜひ手に取ってみてほしいぴよ。