
なぞ九郎:
山田あああああ! ハサミ男って結局誰なの!?
2002年に出たミステリーとは思えない衝撃ぴよ!!
山田あああああ! ハサミ男って結局誰なの!?
2002年に出たミステリーとは思えない衝撃ぴよ!!

山田:
しかもさ、発売から20年以上経ってるのに、今なお語られてるってすごいよね。
あのトリック、今でも通用するどころか、一周回って新鮮に感じる。
しかもさ、発売から20年以上経ってるのに、今なお語られてるってすごいよね。
あのトリック、今でも通用するどころか、一周回って新鮮に感じる。

なぞ九郎:
私の推理脳が……完全に裏をかかれたぴよ……。
何を信じればいいかわからないぴよぴよ!!
私の推理脳が……完全に裏をかかれたぴよ……。
何を信じればいいかわからないぴよぴよ!!

山田:
でも、すべて読み終わったあとに、
「あの時の描写、そういうことか」って全部つながるのが快感なんだよ。
でも、すべて読み終わったあとに、
「あの時の描写、そういうことか」って全部つながるのが快感なんだよ。
📖あらすじと書籍紹介
美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作! 【2005年公開映画「ハサミ男」原作】(講談社文庫)
Amazonより
書籍紹介
作 者:殊能 将之
出版社:講談社
発売日:2002年8月15日
👑主な受賞歴👑
- 第13回メフィスト賞
👥 登場人物
- ハサミ男: 26歳の連続殺人犯。自殺志願者で、様々な方法を試みるが失敗続き。肥満体型を気にしているが、美味しいもの好きで常に食べすぎてしまう。氷室川出版でアルバイト中。
- 医師: ハサミ男の自殺未遂後に面談する博識な皮肉屋。60代ほどの痩身で短髪、丸眼鏡をかけた詭弁家。ハサミ男に真犯人の調査を促す。
- 樽宮 由紀子: 葉桜学園高等学校の高校2年生。才色兼備で、ハサミ男の3番目の犠牲者として狙われるが、別の人物に殺害される。
- 小西 美菜: ハサミ男の第1の被害者。高校1年生。
- 松原 雅世: ハサミ男の第2の被害者。高校2年生。
- 磯部 龍彦: 目黒西署の刑事。童顔の二枚目。推理小説好き。
- 堀之内 靖治: 科学捜査研究所の犯罪心理分析官。キャリア組で階級は警視正。
- 椿田 亜矢子: 樽宮由紀子の親友。
- 岩佐 邦馬: 葉桜学園の体育教師。由紀子と関係を持つ。
- 岡島: 氷室川出版の部長。50代女性で頭の切れる人物。
- 佐々塚: 氷室川出版の正社員。小柄な30代半ばの男。
- 山岸: 氷室川出版のアルバイト。30代男性。
- 樽宮 一弘: 由紀子の継父。前妻とは死別。
- 樽宮 とし恵: 由紀子の母。由紀子が3歳の時に離婚。
- 樽宮 健三郎: 一弘の連れ子で、由紀子の義理の弟。
- 黒梅 夏絵: フリーライター。ピンクハウス愛好家。
- 下川 宗夫: 目黒西署の万年巡査部長。キャリア嫌いで周囲に慕われる。
- 松元 順三郎: 目黒西署の尋問の達人。ヘビースモーカー。
- 進藤 誠斗: 目黒西署の若手刑事。写真が得意で優しい性格。
- 村木 晴彦: 目黒西署の皮肉屋刑事。クラシックとオーディオのマニア。
- 上井田 嘉暁: 目黒西署の刑事課長。禿頭で温厚、誰にでも敬語。
💡推しポイント
- 🌀 叙述トリックの極致:
殊能将之氏の巧みな筆致によって、読者は見事に物語の“罠”にはまり、終盤で明かされる真実に驚愕させられます。
- 🔀 二重構成の妙:
ハサミ男視点と警察視点が交互に描かれることで、読者は常に新たな視点から物語を追い、真相に近づいていく臨場感が味わえます。
- 🔪 魅力的すぎる“異色”の主人公:
自殺願望を抱く連続殺人犯「ハサミ男」は、決して典型的なヒーローではないものの、その内面描写から目が離せなくなり、気づけば共感している自分に驚くかも。
- 🎯 予想を裏切る結末:
精緻に張り巡らされた伏線と、どんでん返しの連続により、最後の1ページまで油断できません。
- 📘 読みやすい文体:
一見クセのある語り口ながら、テンポよく読み進められるため、ミステリー初心者でも安心して楽しめます。
- 🕵️♂️ “倒叙ミステリ”の新機軸:
犯人視点で展開される“倒叙”形式に、ある仕掛けが加わることで、本作は単なる倒叙にとどまらない〈驚愕〉を生み出しています。
🐧なぞ九郎のひとこと

今まで語ってた「ハサミ男」って……
ま、まさかの展開ぴよ!?
あれもこれも、それも全部……
私の勘違いだったのだーーーっ!!
ひええええ、完全にやられたぴよ。まんまと騙されたぴよ。
頭の中で組み立ててた真相が、ガラガラと崩れていくのだ……!
でもね、この〈びっくり反転〉がたまらなく気持ちいいぴよ!
目はシャッキリ、脳はフル回転。 読書の快感ここに極まれりぴよ!
真相を知ったらもう一度読み返したくなるやつぴよ。
「このセリフ、そういう意味だったのか〜!」って再発見の連続なのだ。
これはもう、“事件”級のどんでん返しミステリ。
見抜けた人がいたら表彰モノぴよ!
ま、まさかの展開ぴよ!?
あれもこれも、それも全部……
私の勘違いだったのだーーーっ!!
ひええええ、完全にやられたぴよ。まんまと騙されたぴよ。
頭の中で組み立ててた真相が、ガラガラと崩れていくのだ……!
でもね、この〈びっくり反転〉がたまらなく気持ちいいぴよ!
目はシャッキリ、脳はフル回転。 読書の快感ここに極まれりぴよ!
真相を知ったらもう一度読み返したくなるやつぴよ。
「このセリフ、そういう意味だったのか〜!」って再発見の連続なのだ。
これはもう、“事件”級のどんでん返しミステリ。
見抜けた人がいたら表彰モノぴよ!
🎯こんな人におすすめ!
- どんでん返しのあるミステリーが好きな人:後半に待ち受ける衝撃の展開と叙述トリックに震えること間違いなしぴよ!
- 緻密で大胆な長編ミステリーを求めている人:構成の巧みさとスピード感あふれる展開に夢中になるぴよ。
- 猟奇殺人犯が登場する物語に興味がある人:美少女連続殺人事件×ハサミ男という設定がクセになるのだ。
- 模倣犯が出てくる設定が好きな人:犯人が模倣犯を追うという逆転構図がユニークでスリリングぴよ!
- デビュー作とは思えない完成度の高い作品を読みたい人:メフィスト賞受賞作であり、デビュー作ながら完成度バツグンなのだ。
- 映画化された小説を読みたい人:2005年に豊川悦司&麻生久美子で映画化。映像と原作の違いも楽しめるぴよ!
- 未読の人はネタバレなしで読みたい人:レビューより先に読むべし!一度知ったら忘れられない衝撃がここにあるぴよ。
📝まとめ
『ハサミ男』は、猟奇殺人×叙述トリック×倒叙ミステリという三拍子が揃った、殊能将之の衝撃的なデビュー作ぴよ。
「犯人の視点で進む物語」だと思っていたら…?
まさかのどんでん返しで、読み手の常識をくつがえしてくるのだ!
叙述の罠にハマり、「えっ!?うそ!?そうだったの!?」と
ページをめくる手が止まらなくなるぴよ。
ハサミ男の不思議な魅力や、警察パートのリアルさ、
丁寧に張り巡らされた伏線……どれをとっても一級品。
ミステリー好きなら一度は読むべき!
そして、読み終わったあとにもう一度最初から読みたくなる、二度おいしい名作なのだぴよ!