
山田ぁぁぁ! キャンプって癒やしのはずなのに……。
なんで幽霊とか殺人鬼が出てくるんだぴよ!?

タイトルからして「ただのキャンプ小説」と思わせておいて、完全に裏切られる展開だね。
サバイバルホラーとミステリーがここまで融合してるのは新鮮だよ。

こ、怖いのに……なぜかページをめくる手が止まらないぴよ。
まさに「キャンプどころじゃない」小説だぴよ!
📚あらすじと書籍紹介
無気力系【ソロキャンプ】女子 VS 殺人鬼【サイコパス】!
無気力系【ソロキャンプ】女子 VS 殺人鬼【サイコパス】!
怪異より恐ろしい夜が始まる時、無気力系女子が覚醒する、新感覚サバイバルホラー!【あらすじ】
社会に疲れてなるべく人と関わらず、平日は会社員、休日はソロキャンプを楽しむ斉藤ナツ。今日も山奥のキャンプ場で一人を満喫していると、暗がりで声をかけてきたのは、顔半分が無い女。幽霊っぽいけど興味無いし、癒し時間を邪魔されたくない。早くどっか行ってと願うが、始まった幽霊女の身の上話に付き合ううち、彼女は気づく。このキャンプ場、幽霊よりもヤバい奴【殺人鬼】がいる――。怪異より恐ろしい夜が始まる時、無気力系女子が覚醒する、新感覚サバイバルホラー!
Amazonより
作 者:山翠 夏人
出版社:TOブックス
発売日:2024年10月1日
👥 主な登場人物
斉藤ナツ
社会に疲れ、人との関わりを避けてソロキャンプを趣味にしている会社員。山奥のキャンプ場で静かな時間を過ごしていたが、顔の半分がない女性の幽霊に声をかけられることで物語が始まる。癒しを邪魔されたくない気持ちと、幽霊の語る身の上話を聞くうちに、やがてキャンプ場に潜む「殺人鬼」の存在へと巻き込まれていく。
幽霊の女性
ナツがキャンプ場で出会う、顔の半分がない女性の幽霊。自らの死や出来事をナツに語り、キャンプ場に潜む脅威を伝える役割を持つ。実体はないが、物語の導き手的存在。
殺人鬼
キャンプ場に潜む恐怖の象徴。ナツが直面する“生身の脅威”であり、彼女の無気力な日常を大きく揺さぶる存在。物語をサバイバルホラーとして一気に加速させる。
💡 推しポイント
- 主人公・斉藤ナツのギャップと成長
社会に疲れ、人との関わりを避けているナツ。しかし幽霊に遭遇しても冷静でいたり、絶体絶命の危機で力強くサバイバルを繰り広げたりと、その「無気力さ」と「行動力」のギャップが大きな魅力。人間嫌いな素振りの裏にある人情味や、物語が進むにつれて見えてくる成長の姿に惹き込まれる。
- 予測不能な展開のサバイバルホラー
「ただキャンプを楽しみたいだけ」だったはずが、幽霊や殺人鬼といった非日常へと引きずり込まれていく――そんな先の読めない展開がスリル満点。章ごとに舞台や遭遇する事柄が変わるため、常に新鮮で緊張感のある物語が展開する。
- キャンプの情景描写とハラハラ感
ソロキャンプならではの静けさや自然の描写が丁寧で、読者はまるで一緒にキャンプしているような没入感を得られる。そこから一転して襲いかかる恐怖や緊迫感が際立ち、サバイバルホラーとしての醍醐味をより強く味わえる。
🐧 なぞ九郎のひとこと

キャンプで幽霊に会ったらふつう腰ぬかすぴよ!
でもナツさんは「癒しタイムをジャマするな〜」ってテンションで、逆にこっちがツッコミどころ満載だったぴ。
そのくせ殺人鬼に追われると、びっくりするくらいサバイバル力フル発揮するからギャップ萌えなのだ。
日常の焚き火のぬくもりと、非日常の恐怖が交互にくる展開は、まさに心臓バクバクのキャンプ体験だったぴよ!
🎯 こんな人におすすめ!
- 👻 サバイバルホラー好きの方
怪異よりも恐ろしい“人間の夜”を描く、新感覚サバイバルホラー!スリル満点の物語を味わえます。
- 🔎 ミステリー・推理小説好きの方
緻密な伏線や謎解きが仕込まれていて、ホラーだけじゃなく頭脳戦も楽しめるぴよ。
- 💥 アクション作品好きの方
命がけの逃避行とスピード感ある展開は、アクションファンをも夢中にさせるはず。
- 👥 人間ドラマを味わいたい方
主人公ナツの成長や人間関係の機微も描かれていて、心に残るヒューマンドラマでもあるぴ。
- 🏕️ ソロキャンプやアウトドアに興味がある方
キャンプ描写もリアル!本を通じてキャンプ気分を味わえるのだ。
📝まとめ
『キャンプがしたいだけなのに』は、ソロキャンプ女子・斉藤ナツが 「幽霊」と「殺人鬼」に巻き込まれる、新感覚のサバイバルホラーぴよ。
無気力さと行動力のギャップ、予測不能な展開、そして焚き火の匂いまで感じるような キャンプ描写が渾然一体となって、最後まで一気読み必至なのだ。
- 主人公の成長:人を避けていたナツが、極限下で覚醒していく過程が熱い。
- 予測不能の仕掛け:章ごとに舞台が変わり、ホラー×ミステリーの伏線回収が冴える。
- キャンプの臨場感:静寂と闇、炎と音——平穏から一転するスリルがクセになる。
しかも作者・山翠夏人さんはキャンプインストラクター資格持ち。だからこそのリアルが、 サバイバルの説得力と没入感をブーストしているぴよ。
「さらっと読めるのに、読み終わると不思議と爽快、そしてちょっと感動」——そんな読後感を求める人に強くおすすめ!