
なぞ九郎:
映画版『屍人荘の殺人』を観てきたのだ!ビジュアルも役者さんも豪華すぎて、目が足りなかったぴよ!
映画版『屍人荘の殺人』を観てきたのだ!ビジュアルも役者さんも豪華すぎて、目が足りなかったぴよ!

山田:
映像になると、あの異常な展開がよりリアルに感じたな。剣崎比留子のキャラが原作とちょっと違うのもポイントだよ。
映像になると、あの異常な展開がよりリアルに感じたな。剣崎比留子のキャラが原作とちょっと違うのもポイントだよ。

なぞ九郎:
原作のトリックがどう映像化されるか、ドキドキだったのだ。でも見せ方がうまくて、「あっ!」って声出たぴよ……。
原作のトリックがどう映像化されるか、ドキドキだったのだ。でも見せ方がうまくて、「あっ!」って声出たぴよ……。

山田:
これは原作派も映画派も語りたくなるやつ。じゃあ今日は、違いをひとつずつ検証してみようか。
これは原作派も映画派も語りたくなるやつ。じゃあ今日は、違いをひとつずつ検証してみようか。
Contents
🎬あらすじと作品情報
デビュー作ながら「第18回本格ミステリ大賞」など3つの国内主要ミステリーランキングで1位を獲得した今村昌弘による同名ミステリー小説を神木隆之介、浜辺美波、中村倫也の共演で映画化。ミステリー小説オタクの大学生・葉村譲は、先輩でミステリー愛好会会長の明智恭介に振り回され、ホームズとワトソン気取りで学内の瑣末な事件に首を突っ込んでいた。同じ大学に通い、私立探偵の顔も持つ剣崎比留子は、2人に音楽フェス研究会の夏合宿への参加を持ちかける。実は比留子のもとには「今年の夏合宿で何かが起こる」との犯行予告が届いていたのだ。夏合宿がおこなわれる山奥のペンション紫湛荘へと向かい、3人は研究会のメンバーと合流する。そしてその夜、密室状態となった紫湛荘で惨殺死体が発見され……。監督はドラマ「99.9 刑事専門弁護士」シリーズなどで知られる木村ひさし。
映画.comより
作品情報
- 劇場公開日:2019年12月13日
- 配 給:東宝
- 監 督:木村 ひさし
- 原 作:今村 昌弘
- 脚 本:蒔田 光治
🎭映画版キャスト一覧
実写映画『屍人荘の殺人』には、豪華俳優陣がズラリ!
キャラクターのイメージぴったりの配役にも注目ぴよ!
🎓ミステリー愛好会
- 葉村 譲(はむら ゆずる)
演:神木 隆之介 - 明智 恭介(あけち きょうすけ)
演:中村 倫也 - 剣崎 比留子(けんざき ひるこ)
演:浜辺 美波
🎙️ロックフェス研究会まわりの人物
- 進藤 歩(しんどう あゆむ)
演:葉山 奨之 - 星川 麗花(ほしかわ れいか)
演:福本 莉子 - 名張 純江(なばり すみえ)
演:佐久間 由衣 - 下松 孝子(くだまつ たかこ)
演:大関 れいか - 重元 充(しげもと みつる)
演:矢本 悠馬
🏡その他関係者
- 静原 美冬(しずはら みふゆ)
演:山田 杏奈 - 七宮 兼光(ななみや かねみつ)
演:柄本 時生 - 立浪 波流也(たつなみ はるや)
演:古川 雄輝 - 管野 唯人(かんの ゆいと)
演:池田 鉄洋 - 出目 飛雄(でめ とびお)
演:塚地 武雅 - 高木 凛(たかぎ りん)
演:ふせ えり
🎬『屍人荘の殺人』原作と映画の違いを徹底比較!
原作ファンも映画ファンも驚いた!
それぞれの魅力を損なわずに描かれた違いを、ポイントごとにわかりやすくまとめたのだ
🧍登場人物の設定変更
キャラクター | 原作 | 映画 |
---|---|---|
出目飛雄・高木凛・静原美冬 | 大学生 | 野外フェスの参加者(一般人) |
サークル構成 | 映画研究部×演劇部の合宿 | ロックフェス研究会の集まり |
廃ホテルでの映画撮影 | あり | カット(首謀者の手記の発見などもなし) |

なぞ九郎の視点
🔍原作では内部だけの事件。
🎥映画では“外部から来た人”が混じることで、犯人特定が難しくなっているのだ
🔍原作では内部だけの事件。
🎥映画では“外部から来た人”が混じることで、犯人特定が難しくなっているのだ
💡名探偵たちの謎解き演出
名探偵 | 原作 | 映画演出 |
---|---|---|
明智 恭介 | ポンコツ探偵からの覚醒 | 指パッチンで閃き演出(鳴らないことも) |
剣崎 比留子 | 天才だが孤独な少女 | 雲竜型の土俵入りポーズで推理開始! |

なぞ九郎の視点
映像ならではのパフォーマンスが光る!
浜辺美波の雲竜型は可愛さ爆発ぴよ✨
映像ならではのパフォーマンスが光る!
浜辺美波の雲竜型は可愛さ爆発ぴよ✨
🔪犯人・動機の違い
要素 | 原作 | 映画 |
---|---|---|
犯人 | 静原美冬 | 同じく静原美冬 |
動機 | 幼なじみの遠藤沙知の復讐 | 実の妹・沙知の復讐 |
美冬の立ち位置 | 映画研究部の部員 | フェス参加者で「スマホを落としただけの人」 |

なぞ九郎の視点
🧠映画では、まさかの“もっとも疑われない人”が犯人!
読まずに観た人は完全に騙されたはずぴよ!
🧠映画では、まさかの“もっとも疑われない人”が犯人!
読まずに観た人は完全に騙されたはずぴよ!
😭明智恭介のラストシーン
シーン | 原作 | 映画 |
---|---|---|
ゾンビ化後 | 剣崎が屋上で明智を仕留める | 事件解決後にひとり現れるゾンビ明智を仕留める |

なぞ九郎の視点
🍃映画ではゾンビ姿がより印象的に。
「彼は私のワトソンだ」――切なすぎるセリフが胸を打つのだ。
🍃映画ではゾンビ姿がより印象的に。
「彼は私のワトソンだ」――切なすぎるセリフが胸を打つのだ。
🧩黒幕・裏設定の扱い
項目 | 原作小説 | 映画 |
---|---|---|
ゾンビ事件の黒幕 | テロ組織「斑目機関」らしき人物の手記が発見される。 重元が持ち帰るる。事件後に失踪。 | 黒幕や背景組織の存在は描かれず、ゾンビ事件の全貌は不明のまま。 |
重元のその後 | 原作では大学に戻ることなく失踪し、読者に不穏な余韻を残す。 | 映画では特に言及なし。事件は一応終息し、次の場面へと進む。 |

なぞ九郎の視点
🔍原作では、事件の裏に“もっとヤバい組織”がいたのだ。
重元の失踪と手記の謎は、続編『魔眼の匣の殺人』への重要な伏線ぴよ!
映画は事件単体で完結してるけど、原作はまだ終わってなかったのだ……。
🔍原作では、事件の裏に“もっとヤバい組織”がいたのだ。
重元の失踪と手記の謎は、続編『魔眼の匣の殺人』への重要な伏線ぴよ!
映画は事件単体で完結してるけど、原作はまだ終わってなかったのだ……。
🐧なぞ九郎のひとこと

出だしは青春群像劇、かと思いきや──
ゾンビ!密室!推理合戦!
映画館で見たとき、思わずポップコーン吹き出したぴよ。
剣崎比留子の土俵入りポーズも、明智恭介のポンコツっぷりも、
原作とはまた違った“映像だからこそ映える魅力”が満載なのだ。
サスペンスとユーモアが絶妙に融合しつつ、
ラストには静かに涙がこぼれる……
エンタメと本格の幸福な出会い、ここにありぴよ!
👓 山田探のツッコミ:
剣崎さんのあのポーズ、シュールすぎて一生忘れられない。
でも、犯人の動機には原作以上にグッときたな。
これはこれで、完成度高し。
ゾンビ!密室!推理合戦!
映画館で見たとき、思わずポップコーン吹き出したぴよ。
剣崎比留子の土俵入りポーズも、明智恭介のポンコツっぷりも、
原作とはまた違った“映像だからこそ映える魅力”が満載なのだ。
サスペンスとユーモアが絶妙に融合しつつ、
ラストには静かに涙がこぼれる……
エンタメと本格の幸福な出会い、ここにありぴよ!
👓 山田探のツッコミ:
剣崎さんのあのポーズ、シュールすぎて一生忘れられない。
でも、犯人の動機には原作以上にグッときたな。
これはこれで、完成度高し。
ここまで読んで、「原作も読んでみたくなった!」というあなたへ🐧
▶ 原作『屍人荘の殺人』感想レビューはこちら
🎯まとめ
- 原作は「本格ミステリ×ゾンビ」の融合が衝撃的な一冊。
- 映画版はキャラクターの個性を前面に出し、エンタメ性を強化。
- 明智恭介のラストシーンや犯人の動機など、映画オリジナルの要素も光る。
- 推理の筋は踏襲しつつも、“映像ならでは”の仕掛けが楽しめる。
原作と映画、それぞれに良さがあり、どちらも体験してこそ『屍人荘の殺人』の世界が完成するぴよ!
ぜひ読み比べ&観比べて、「あのトリック」を別の視点で味わってほしいのだ。