✍️読書記録

知念実希人『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』感想レビュー|読むなと言われても止まらない最恐ホラー小説

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なぞ九郎:
山田ぁぁ! こんな赤い「閲覧厳禁」のスタンプ見たら…読む前から怖すぎるぴよ😱
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山田:
形式は精神鑑定報告書だけど、中身はとんでもないホラーとミステリーの融合だ。
八重樫の証言、都市伝説の怪物「ドウメキ」…読むほどに現実が歪んでいく感じがするな。
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なぞ九郎:
ちょっと待ってぴよ! 読み進めるほどヤバい世界に引き込まれるなんて反則なのだ…。
でも…結局最後まで読んじゃうんだよなあ📖

📚あらすじと書籍紹介

この報告書を絶対に読んではいけない――
あなたの世界が恐怖に一変する読書体験‼

【このファイルは、先日都内で発生し、世間を震撼させたあの恐ろしい大量殺人事件の犯人の精神鑑定にあたった精神科医の記録をまとめたものである。これを読むことは、皆さんに対して予期せぬ精神的な影響を及ぼす可能性がある。そのため、決して読むことを強制しないし、読みはじめても皆さんが望めばいつでも途中でやめることも可能である――】

東京郊外で起きた大量殺人事件の記録には不審な点がいくつもあり、それは恐ろしい秘密の手がかりだった。犯人である八重樫信也の精神鑑定を担当した医師・上原香澄のインタビューから徐々に明らかになる事件の真相。犯行時の八重樫は「何」に怯え、一体「何」に襲いかかったのか。ずっと八重樫を見ていたという「ドウメキ」の正体とは?

医療ミステリーのヒットメーカーによるスマホ本ホラー『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』(8月20日発売)と対をなす、戦慄の読書体験!

Amazonより

書籍紹介

作 者:知念 実希人

出版社:双葉社

発売日:2025年9月18日

『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』

読むなと言われても止まらない最恐ホラー小説

👥 主な登場人物

  • 上原 香澄
    精神鑑定医。本書の語り手であり、八重樫と面談を重ねることで真相を追いかけていく。

  • 八重樫 信也
    東京都多摩市で起きた猟奇殺人事件の犯人とされる人物。精神鑑定を通して事件の核心に迫る存在。

  • 柳葉出版の社長。八重樫が勤めていた出版社。

  • ドウメキ
    都市伝説に語られる怪物。事件の背景に潜む恐怖の象徴。

  • 宇賀神 春子
    精神神経総合研究所附属病院の院長。香澄が尊敬する著名な鑑定医で香澄が精神科医に進むきっかけとなる。

  • 辻 美雪
    上原へのインタビューを務める。

💡 推しポイント

  • 😱 読み始めたら止まらない恐怖体験
    「絶対に読んではいけない」と冒頭で釘を刺されるのに、好奇心を抑えられず読み進めてしまう…。ページをめくるごとに現実と地続きの恐怖が迫ってくるのだ。

  • 🔍 事件の真相を追う緊迫感
    八重樫と上原のやり取りを通じて、読者は事件の裏に潜む怪異と狂気を探る探偵役の気分を味わえるぴよ。

  • 📚 モキュメンタリー形式の斬新さ
    精神鑑定報告書というリアルなフォーマットで展開されるため、「実際に起きた事件の記録を読んでいる」ような没入感があるのだ。

  • 📱 スマホ本ホラーとの連動
    姉妹作『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』とリンク。両作を読むことで恐怖の全貌が立体的に浮かび上がってくるぴよ。

『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』

読むなと言われても止まらない最恐ホラー小説

🐧なぞ九郎のひとこと

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なぞ九郎のひとこと:
知念先生らしい 医療ミステリー×モキュメンタリー の融合が見事だったのだ。精神鑑定報告書形式に雑誌記事やイラストが差し込まれるから、まるでリアル事件を覗き見してるみたいに読書体験が濃厚ぴよ。

しかも『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』との繋がりもあって、「あれ!?これってもしかして…」と気づいた瞬間のゾクゾク感が最高だったのだ。

でもラストはその想像を 余裕で超えてきた …読了後もしばらく頭から離れないぴよ!

🎯 こんな人におすすめ!

  • 👻ホラーやサスペンスを ノンストップで味わいたい方

  • 📝「報告書形式」や「モキュメンタリー」のようなリアルな仕掛けに惹かれる方

  • 📗知念実希人作品の 新しい挑戦を体験してみたい方

  • 📱スマホホラーとあわせて 二重の恐怖を楽しみたい方

『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』

読むなと言われても止まらない最恐ホラー小説

📖 前作『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』

知念実希人さんの先行作品『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』は、「スマホ本」という特殊な形式で、主人公一色和馬が就職目的で始めた“やばいバイト”をきっかけに、スマホに不可解な現象――都市伝説「ドウメキ」の怪異など――が起こるホラー・ミステリ。

ページをめくるごとに恐怖が迫ってくるような没入感が特徴で、スマホ×怪異×どんでん返し好きにはたまらない一冊だったのだ。

詳しい見どころや感想は下のリンクからどうぞ

📝まとめ

『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』は、モキュメンタリー形式と医療ミステリーの融合で、単なるホラー以上の“心理の深淵”を覗かせる一冊なのだ。

  • 読み始めたら止まらない警告から入る構成で、ページをめくるたび世界が恐怖に変わっていく体験。

  • 精神鑑定医・上原香澄が猟奇殺人犯・八重樫信也を印象的に“診る”過程で、事件の不審点や「ドウメキ」の正体を徐々に明らかにしていく緊迫感。

  • フェイクドキュメンタリー、イラストや資料の挿入など現実と虚構の境界が曖昧になる手法で、読者を物語世界へ深く引き込む。

  • 前作『スワイプ厳禁』と併読することで、物語の全貌がより立体化し、謎と恐怖の輪郭が鮮やかになる。

読む勇気があるなら、この報告書は“閲覧厳禁”だけど手に取りたい一冊だぴよ……。

『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』

読むなと言われても止まらない最恐ホラー小説