
山田〜!東京に爆弾が仕掛けられているらしいのだ!





えっ!?それって今すぐ通報すべきなんじゃ………












落ち着くのだ。現実じゃなくて、この”小説”の中の話なのだ!





び、びっくりさせないでくださいよ………心臓に悪いです。












でも油断していると、言葉で爆発するのだ。しかも東京で、何度も、なのだ





言葉で………爆発………?それって、どういうことですか?












これはただのミステリーじゃないのだ。“無敵の人”が仕掛けた、社会への問いそのものなのだ! 今日紹介するのは、呉勝浩の『爆弾』なのだ!!
📚あらすじと書籍紹介
★★★祝・W1位!!★★★
日本最大級のミステリランキング、『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)、『ミステリが読みたい! 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)国内篇で驚異の2冠!!
これを読まねば、“旬”のミステリーは語れない!
◎第167回直木賞候補作◎
◎各書評で大絶賛!!◎
☆☆☆
東京中に爆弾。怪物級ミステリ-!
自称・スズキタゴサク。
取調室に捕らわれた冴えない男が、
突如「十時に爆発があります」と予言した。
直後、秋葉原の廃ビルが爆発。
爆破は三度、続くと言う。
ただの“霊感”だと嘯くタゴサクに、
警視庁特殊犯係の類家は情報を引き出すべく知能戦を挑む。
炎上する東京。拡散する悪意を前に、正義は守れるか。
Amazonより
作 者:呉 勝浩
出版社:講談社
発売日:2022年4月20日
👑受賞一覧👑
- このミステリーがすごい!2023年版
- ミステリが読みたい!2023年版
- 直木賞候補!2022年
- 本屋大賞第4位!2023年
👥 登場人物の紹介|“怪物級ミステリー”を彩る個性たち(ネタバレなし)
- スズキ タゴサク
取調室にいる風采のあがらない中年男。だが彼が発した「十時に爆発がある」という言葉が、すべての始まりだった。正体も目的も不明、ただ“爆破を予言する”だけの男。
- 等々力 功(とどろき いさお)
野方署の刑事。警察という仕事に対して熱意を失っている男だが、あるきっかけでスズキの事件に深く関わることに。
- 清宮 輝次(きよみや てるつぐ)
警視庁捜査一課所属。スズキの取り調べを担当するエリート刑事。冷静かつ理詰めの対話で、男の真意に迫っていく。
- 類家(るいけ)
清宮の部下。観察力に長けた優秀な刑事。清宮とタッグを組み、スズキの言葉の裏を読み解こうとする。
- 鶴久
野方署の課長。仕事に対して75点主義の現実派。 - 倖田 沙良
スズキを最初に交番に連行した警察官。正義感強め。 - 矢吹 泰斗・伊勢 勇気
同期コンビの交番勤務。事件の空気に飲まれながらも奮闘。 - 猿橋・井筒
野方署の刑事たち。捜査現場を支える実務派。 - 長谷部 有孔
かつての刑事。家族にある秘密を抱えて警察を離れた。 - 石川 明日香・美海・辰馬
長谷部の家族。事件と関わりのある人物たち。 - 細野 ゆかり
女子大生。意外な形で物語に関わることに。
💡 推しポイント|この“爆弾”はただのサスペンスじゃない!
『爆弾』は、単なるミステリーの枠を超えた、社会と人間に深く切り込む一作なのだ。以下では、読みどころをとことん語るぴよ!
- 🔥予測不能な展開と緊迫感
スズキの一言から、現実が動き始める。爆破事件と取調室の会話が同時進行で進み、手に汗握る展開が続きます。












“会話劇でここまでスリルを描けるのか!?”と驚くはずぴよ。
- 🎭魅力的すぎるキャラクターたち
スズキは、犯罪者らしくないのに恐ろしい。飄々としていながら、確かに理屈が通っている――そこに読者は戸惑わされます。












「この人、本当に“悪”なのか?」と問いかけられるのだ
- 🧠言葉の力と心理戦
スズキの一言一言がトリガーとなり、警察も、読者も、揺さぶられていく。












セリフの一つ一つが“爆弾”のような重みを持つぴよ。
- 🌐情報過多社会への鋭い視点
“情報”が連鎖的に社会を動かし、不安と悪意が増幅していく様はまさに現代の写し鏡。












ただの娯楽じゃない。社会派ミステリーとしても一級品のだ。
- ⚖️正義と悪、その曖昧な境界線
読後、その答えは簡単には出ません。












スズキのセリフが、読後も頭から離れないのだ。
- 🧩“取調室vs東京”の構図が生む緊張感
静と動、点と面の構造が物語に奥行きを与えています。












読んでいるだけで、脳内に“映画”が浮かぶ構成ぴよ。
- 🔍多義的な言葉=読者への問いかけ
読者自身の価値観や視点によって、意味が変わってくる。












読み手によって、まったく違う読後感になるのも面白いぴよ。セリフの一つ一つが“爆弾”のような重みを持つのだ。
🐧なぞ九郎のひとこと


それにスズキタゴサク…あの男、ふつうに見えて、ふつうじゃないのだ。まるで社会の影が実体化したみたいなのだ。正義も悪も、どっちがどっちかわからなくなってくるのだ……
でも山田、もしもぼくらがスズキの立場だったら、爆弾は持ってなくても、“何か”を仕掛けたくなるかもしれないのだ。





な、なんで急にこっちに振るんですか!? ぼくは爆発物も、言葉の暴力もノーセンキューですよ!?
🎯 こんな人におすすめ!
- 🔥緊張感ある心理戦が好きな人
取調室での言葉の応酬とタイムリミット。
一瞬たりとも目が離せないスリラーを求めているあなたに。
- 🧠“頭脳戦ミステリー”に惹かれる人
推理よりも“対話”で人間を暴く物語が好きな人にぴったり。
- 💥“普通の人”が引き起こす異常に興味がある人
スズキタゴサクのような存在にゾッとしたい読者に
- 🌐現代社会の闇や問題に触れる作品を読みたい人
エンタメと社会派の融合。深く考えたい読者に。
- 🎬映像化作品が好きな人
映画を観る前に、原作で“言葉の爆弾”を体験してほしい!
🎬映画『爆弾』 2025年10月31日 全国公開予定!
ついに“あの怪物ミステリー”が、スクリーンで爆発する――!
映画『爆弾』が**2025年10月31日(金)**に全国公開されるのだ。
“類家”役を山田裕貴さん、“スズキタゴサク”役を佐藤二朗さんが演じることが決まったのだ。実力派のふたりの快演が今からたのしみぴよ
取調室の静寂と、東京の混沌。
言葉だけで人を翻弄する男と、それを追う警察たち。
原作の緊張感が映像でどう描かれるのか、要注目。
📍原作未読でも楽しめるが、読んでから観るとさらに深く刺さる一作なのだ!
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