【橋本環奈主演】天久鷹央の推理カルテ【累計350万部超】

みなさんだいぶご無沙汰です。

前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいましたm(_ _)mこれからは更新頻度を増やしていきます( ◠‿◠ )

さて今回は・・・

知念実希人さん著『天久鷹央の推理カルテ』をご紹介します。

実はこの作品・・・

テレビ朝日系列毎週火曜日21時の2025年4月〜6月クールでテレビドラマが絶賛放送中であります。主演はなんと橋本環奈さん(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))♡

原作小説が大好きで前からずっと読んでいたんです。原作は累計350万部超えの大人気医療ミステリ小説でかなりのシリーズもの！

シリーズものって・・・途中参戦するのハードル高いですよね…….私もあれ面白そうだなと思ってもシリーズものって聞くだけで敬遠しがちになることがあります。

でも心配ご無用

これから『天久鷹央の推理カルテ』に触れようと思っている人や『天久鷹央の推理カルテ』ってなに？と人も最後まで見ていただければわかるようにあらすじや主要人物、原作小説の紹介そして漫画やテレビドラマの内容をまとめています。

あらすじ

お前の病気（ナゾ）、私が診断してやろう。

天久鷹央。天医会総合病院、統括診断部の部長を務める彼女は、明晰な頭脳と圧倒的な知識で、あらゆる疾患を看破する。
そんな天才医師の元には各科で「診療困難」となった病気を持つ患者や警察でさえときあかすことのできない謎が集まり……。

その「謎」に秘められた「病」とは？　

その摩訶不思議な謎に助手として統括診断部に赴任してきた小鳥遊優とともに挑む。

※実業之日本社文庫から既刊を加筆修正し書き下ろし掌編を追加した完全版13巻と新作長編2巻と新作短編集1巻が刊行されている。

登場人物

天医会総合病院と統括診断部

天医会総合病院

東京都東久留米市の住宅街に建ち、同市全域の地域医療を担っている総合病院。三次指定病院。鷹央の祖父が個人病院として開院し、鷹央の父である前院長がシリーズ開始時の10年前に現在の総合病院に建て替えた。鷹央の父は2年前に院長を辞し現在は理事長を務めている。病床は約600床。地下1階地上10階建て。

統括診断部

天久鷹央と小鳥遊優が所属する部署。部長は天久鷹央が務める。

各科で診断がつかなかった患者を1人に40分もの時間をかけて診察し、部長である鷹央の超人的な知能と膨大な知識を駆使して診断を下す部署。

しかしそれはあくまで『建前』でしかなく実際に統括診断部へ送りこまれてくる患者の大部分は『診断が難しい患者』ではなく、『相手にするのが難しい患者』である。外来で何十分も話を続けようとする患者を、各科の医師が「十分な時間をかけて話を聞いてくれる外来がありますよ」などと言って統括診断部外来に紹介してくるというのが実情。

だがしだいに

鷹央が警察すら解決できずにいた不可解な事件の真相を暴いていると噂が広がり統括診断部には毎日のように事件の調査依頼が届くようになる。それらの大部分は他愛もないものだが、ごくまれに鷹央の無限の好奇心をくすぐる不可思議な事件の調査依頼が混じっている。

統括診断部の医局は病院の屋上の中心に立つ平屋建ての建物で鷹央の自宅も兼ねている。鷹央が理事長の娘という立場を最大限に利用して建てたものだ。ヨーロッパの童話に出てきそうなファンシーな外見だが室内はあらゆる種類の書籍がうずたかく積まれ、樹木のようにたっている。その本に書かれている情報は1字1句残らず鷹央の頭の中に収納されている。

天久　鷹央（あめく　たかお）

本作の主人公。シリーズ開始時27歳。

一族経営である天医会総合病院の副院長兼統括診断部部長。理事長の次女。作中最高学府である帝都大学医学部医学科卒。小柄で童顔なため高校生、時には中学生に間違えられることがある。

アスペルガー症候群、広義のサヴァン症候群による超人的な記憶力・計算力・知能の持ち主で、院内の各科で「診断困難」とされた患者や外部から持ち込まれる不可解な事件を診断によって難事件を解決している。その反面、不器用な面や人の気持ちを理解するのが苦手な面、偏食癖もある。映像記憶能力を持ち、一度見たものは忘れない。

副院長という役職にある鷹央に逆らえずに敵意を抱いている病院関係者（主に外科の医師たち）から「屋上に棲む座敷童」と陰口をたたかれている。統括診断部にきた医師たちと悉くトラブルを起こして引きこもっていたが、そこに現れた小鳥遊との事件解決への活躍を経て、徐々にだが周囲へと心を開き始めている。鴻ノ池とも巻を追うごとに仲良くなり、次第に買い物などにも出かけている。難解な事件の発生を知ると、強引に介入して真相を暴く探偵の役割をする。

姉の真鶴には恐怖を抱き、怒られそうになると舌足らずになるほど恐れている。

小鳥遊　優（たかなし　ゆう）

本作の語り手。

統括診断部に所属している内科医見習い。シリーズ開始時の話である『スフィアの死天使』では29歳。赴任の挨拶時に鷹央から「小鳥」というあだ名を付けられ、下僕扱いされている。

統括診断部での仕事はほとんどが患者の愚痴の聞き役である。また、鷹央の指示で毎週金曜日は救急部に出向している。元々は外科医を目指し、純正会医科大学附属病院の外科医局に5年間勤めていたが、思うことが有り4月に内科医に転向し3ヶ月間大学で研修後、7月より純正医大附属病院から天医会総合病院統括診断部に派遣される。

大学時代は空手部に所属していて、暴徒相手に戦うこともある。

好みの女性は真鶴の様に年上で色香のある女性で、院内の看護師や薬剤師にアプローチするが、いつもいいところになって鷹央に振り回されるため振り出しに戻っている。また、鴻ノ池が言い触らしている噂のせいで病院関係者に「鷹央の恋人の『小鳥』先生」として知られわたり、女性に振り向いてもらえないでいる。

お人好しで、傍若無人な言動と行動をする鷹央と患者や他のスタッフの間に入って場を取り持つ役割を担う。

天医会総合病院関係者

鴻ノ池　舞（こうのいけ　まい）

研修医。凄腕の診断医である鷹央に憧れている。研修先の様々な診療科で鷹央と小鳥遊の仲のデマを流し、面白そうな事件を見つけては小鳥遊に鷹央へ伝えさせようするなど、鷹央と小鳥遊の仲を何としても縮めようとしている。

初期は鷹央に話しかけるのも恐れ多いと言っていたが、巻を進めるごとに仲を縮め、個人的に連絡を取り合ったり、一緒に買い物に行ったりしていて、『幻影の手術室』では殺人事件の容疑者とされ逮捕寸前だったのを助けられてからは増々鷹央を崇拝している。普段はおどけているが、急患の受け入れの際テキパキと対処し、子供時代に合気道を習っていたこともあり、事件の際も武道の達人並みの強さで被疑者を取り押さえる活躍をする。

天久　真鶴（あめく　まづる）

病院の事務長。鷹央の姉、理事長の長女。シリーズ開始時の話である『スフィアの死天使』では30歳で、その半年前に交際していた中学時代の同級生と結婚したが、仕事上では旧姓を名乗っている。鷹央とは対照的な一般人だが、鷹央が苦手とする人の一人。『ファントムの病棟 完全版』では中学から大学までソフトボール部のエースで4番であり、病院の事務職員でソフトボールチームを組んでいると明かされた。

天久　大鷲（あめく　おおわし）

院長。真鶴と鷹央の叔父。徹底的な合理主義で鷹央とは病院の運営方針を巡り対立関係にあり、統括診断部についてもよく思っていない。院長就任前は腹部外科部長兼副院長の立場だった。

熊川　大二郎（くまかわ　だいじろう）

小児科部長。大男で無精髭を生やしマタギのような風貌をしている。鷹央のことは子供の頃から知っており、好意を抱く数少ない理解者。

墨田　淳子（すみだ　じゅんこ）

精神科部長。独身の中年女性。研修医時代の鷹央に誤診を指摘され面子を潰された恨みから、鷹央の精神科病棟の出入りを禁止している。ただし、鷹央の診断医としての実力については認めており、小鳥遊を経由して統括診断部に依頼したり、鷹央の命令には渋々だが従っている。

警察関係

成瀬　隆哉（なるせ　りゅうや）

田無署刑事課の刑事。奇妙な刑事事件が起きるたびに探偵気取りで首を突っ込んでくる鷹央に反感を抱いているが、犯人を逮捕するために仕方なく協力している。何度も不本意ながらも鷹央と共に事件を解決したために、上層部や同僚から警察と鷹央の窓口係にされている。

桜井　公康（さくらい　きみやす）

警視庁捜査一課の刑事であり階級は警部補。刑事コロンボのファンでその格好を真似ている。鷹央の推理力を高く買っており、事件の際には裏で協力し合っている。

原作小説

天久鷹央の推理カルテは刊行順と時系列が若干異なります。刊行順に読んでも全く問題ないのですが時系列順に読みたいという方もおられると思います。ここでは刊行順と時系列順のそれぞれを紹介します。

順番	刊行順	時系列順
1	天久貴央の推理カルテ	スフィアの死天使
2	ファントムの病棟	天久鷹央の推理カルテ
3	密室のパラノイア	ファントムの病棟
4	スフィアの死天使	密室のパラノイア
5	悲恋のシンドローム	悲恋のシンドローム
6	幻影の手術室	幻影の手術室
7	神秘のセラピスト	神秘のセラピスト
8	蘇る殺人者	蘇る殺人者
9	火焔の凶器	火焔の凶器
10	魔弾の射手	神話の密室
11	神話の密室	魔弾の射手
12	久遠の檻	久遠の檻
13	生命の略奪者	羅針盤の殺意
14	吸血鬼の原罪	生命の略奪者
15	羅針盤の殺意	吸血鬼の原罪
16	絶対零度のテロル	絶対零度のテロル
17	猛毒のプリズン	猛毒のプリズン
18	鏡面のエリクサー	鏡面のエリクサー

漫画

緒原博綺による漫画版が『月刊コミック@バンチ』（新潮社）2016年6月号から2018年5月号まで連載された。内容は新潮文庫nex1巻と2巻相当。武梨えりによる『天久鷹央の推理カルテ スフィアの死天使』の漫画版が『good!アフタヌーン』（講談社）2024年10号から連載されている。

巻数	タイトル	初版発行日
1	天久鷹央の推理カルテ1	2016年9月16日
2	天久鷹央の推理カルテ2	2017年3月9日
3	天久鷹央の推理カルテ3	2017年11月9日
4	天久鷹央の推理カルテ4	2018年6月9日
1	スフィアの死天使1	2025年1月22日

テレビアニメ

『天久鷹央の推理カルテ』のタイトルで2025年1月から4月までTOKYO MXほかにて放送された。各話と対応する原作小説も紹介します。

各話リストと原作小説

話数	サブタイトル	原作小説
KARTE1	Dr.SHARLOCK	アニメオリジナル
KARTE2	青い血と竜の牙	アニメオリジナル
KARTE3	閃光の中へ	密室のパラノイア
KARTE4	火焔の凶器	火焔の凶器
KARTE5	紅蓮の呪術師	火焔の凶器
KARTE6	炎の終幕	火焔の凶器
KARTE7	オーダーメイドの毒薬	天久鷹央の推理カルテ
KARTE8	天使の舞い降りる夜　前編	ファントムの病棟
KARTE9	天使の舞い降りる夜　後編	ファントムの病棟
KARTE10	密室で溺れる男　前編	密室のパラノイア
KARTE11	密室で溺れる男　中編	密室のパラノイア
KARTE12	密室で溺れる男　後編	密室のパラノイア

主題歌

『SCOPE』

Aimerによるオープニングテーマ。

「will be fine feat.Anly」

ゴスペラーズによるエンディングテーマ。

インターネット配信

さまざまな配信サービスで視聴可能です。

テレビドラマ

『天久鷹央の推理カルテ』のタイトルで、2025年4月22日よりテレビ朝日系「火曜9時枠の連続ドラマ」枠にて放送中。主演は同局系連続ドラマ初出演初主演となる橋本環奈。

橋本環奈さんの鷹央の再現度が高すぎてびっくりしました。原作そのままで個人的には完璧なキャスティングだと思います。

キャスト

天久　鷹央・・・橋本　環奈

小鳥遊　優・・・三浦　翔平

鴻ノ池　舞・・・畑　芽育

天久　真鶴・・・佐々木　希

天久　大鷲・・・柳葉　敏郎

熊川　良介・・・米本　学仁

※原作では大二郎

墨田　淳子・・・凰稀　かなめ

各話リストと原作小説

話数	放送日	タイトル	原作小説
KARTE1	4月22日	ドーナツ毒入り事件の謎	ファントムの病棟
KARTE2	4月29日	水神様の祟りの謎	呪いのシンプトム
KARTE3	5月6日	麻酔科医殺人事件の謎	ファントムの病棟
KARTE4	5月13日	麻酔科医殺人事件の謎-解決編-	ファントムの病棟
KARTE5	5月20日	小児病棟の天使の謎	ファントムの病棟
KARTE6	5月27日	看護師殺人事件の謎	悲恋のシンドローム
KARTE7	6月3日	恩師が遺した最期の謎	羅針盤の殺意
KARTE8	6月17日	最終章…繋がる全ての謎	鏡面のエリクサー
LAST KARTE	6月24日	オーダーメイドの毒薬の謎	天久鷹央の推理カルテ

アニメ版で鷹央のCVを担当している佐倉綾音がKARTE1でゲスト出演している。またナレーターも務めている。

原作と設定が若干異なる点もある。一部紹介

EX)KARTE1はテレビドラマではドーナツだが原作小説は炭酸飲料水。KARTE3と4はテレビドラマでは天久真鶴に殺人容疑がかかるが原作小説は鴻ノ池舞に容疑がかかる。

主題歌

「Black and White」Da-iCE

まとめ

原作者の知念実希人さんは現役の内科医ということもあって作中の医療に関する描写が素晴らしいです。さらに主人公の鷹央を中心に非常に個性豊かな面々が魅力的で読者を惹きつけます。シリアスパートとコミカルパートの塩梅が絶妙でライトノベルではないんですがさくさく読み進められます。

「自分の診断にプライドを持て」「他人の診断を鵜呑みにするな」という鷹央の言葉は診断医としてのプライドが感じられて私のお気に入りです。

医療ミステリが好きな方や興味はあるけど読んだことないという人におすすめです。小説や漫画、テレビドラマとさまざまな媒体で楽しむことができます。自分にあったものからでよいので天久鷹央の推理カルテに触れてみてはいかがでしょうか。

原作小説の巻数と話数がかなりあるのでアニメもドラマもシーズン2に期待が膨らみます。

最後に知念さんの作品は過去にも実写映像化されている作品があります。興味のある方はあわせてご視聴ください。